説得力のある研修資料を作るには統計データを使いこなそう
研修資料を作る際に、「もうちょっと説得力を出したいな」と思うことはないでしょうか?そんな時に便利なのが統計データの引用です。世の中には多くの統計データがありますが、目的に合ったデータを探したい場合にはキーワード検索が最も有効です。まずは、統計局が行っているデータから目的のデータを探し、見つからない場合には、調査のチカラにて目的にあったアンケート調査があるかを調べてみるとよいでしょう。目的にあったデータの分野が分かっている場合には、リサーチ・ナビにてどのような資料・データがあるのかを調べるのも効率的です。
総務省統計局では、統計局が実施している統計調査のデータを収集することができます。国が行っているしっかりとしたデータが欲しいという場合には、総務省統計局のサイトから調査結果を探し適宜データを利用できます。統計局が行っているデータの中に目的のデータがあるかどうかを探すには、総務省統計局のホームページの中段あたりにある「e-Sat」内で検索すると見つけやすいです。「e-Sat」というボタンをクリックすると日本の統計が閲覧できるポータルサイトに飛び、キーワード検索ができるようになっています。そちらにキーワードを入力して目的のデータがあるかどうかを確認できるので便利です。キーワード検索の他にも、「データベースから探す」「ファイルから探す」「分野から探す」「調査を作成した組織から探す」「地域から探す」といった様々なデータの探し方に対応しているので、目的にあったデータを様々な視点から検索できます。
調査のチカラは企業が行ったアンケート結果を無料で閲覧できるサイトです。多くの企業が行ったアンケート結果を企業がオンラインで公開するようになったことで、誰でも閲覧できるようになっています。サイトの右側にてキーワード検索できるので、目的のデータに合ったキーワードを入力すれば、すぐにアンケート結果を見つけられます。一方で企業が独自に行っている調査なので、アンケート数が少なかったり、アンケートの取り方が偏っていたりする場合があります。また、閲覧できるアンケートの利用承諾については提供元ごとに異なるようなので、利用する場合には確認する必要があります。
リサーチ・ナビは、国立国会図書館の職員が調べものをするにあたり便利だと判断したウェブサイト、各種データベース、参考資料などを、特定のテーマ、資料群別に紹介しているサイトです。あることについて調べたいときに、どのように探せばよいか、どのような参考資料があるのか、どのようなデータがあるのかなどを知ることができます。科学技術・医学、経済・社会・教育を含む全7つの分野別に調べられるので、目的の分野がある場合にはどのような情報源があるのかを知るのに便利です。しかし、参考資料については図書の名前・出版元程度しか記されていないので、本を購入するか近くの図書館に行くかしか閲覧できる方法がないのが不便です。
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